2010年03月29日

八朔の夢コンサート

ひょんなことから交流が始まった夫婦がいる。もう4,5年前になるが、現在も続いている。今では何年も親しくしているような錯覚を覚えるほどの仲となっている。

この夫婦の夫は県外でサラリーマンとして長年働いていたが、実家で農業を営んでいる両親が年老いた為、自分達が受け継ごうと決心して定年を待たずに退職して実家に戻ったのである。勇気のいることである。当然年収もガクンと落ちたらしいが、毎日毎日早朝に起きて農作業に励んでいるのだ。

この夫婦が退職して戻ってきた時に、両親が始めた八朔を自分達が代わりに大事に育てていて、毎年3月の始めに出荷している。最初は農協に出していたが、今はネットも利用しながら口コミで販売を年々伸ばしているそうだ。

ここまでならそんなに珍しい話でもないが、この夫婦は農業以外に音楽演奏者でもあるのだ。農作業の時はそれこそモンペ姿で働いているが、いろんなところから頼まれてステージに上がり演奏をする時はタキシードにドレスを着て演奏する。この落差をこの夫婦は楽しんでいるという。

私もこの夫婦との出会いは、あるライブハススで二人が演奏するのを初めて聴いた時で、演奏の合間のトークで夫が「私達は本業は農業です」と言ったのが信じられなかったのである。夫がピアノ、妻がフルートを演奏するが、なかなかうまいのだ。後から聞いたのだが、夫は大手の楽器メーカーに勤務していてピアノの講師もしていたので腕も確かなのだ。妻も音楽大学でフルートを吹いていたから、そういう意味では当たり前田のクラッカーなのだ。

そんな夫婦が八朔の販路を広げようと八朔行商コンサートをあちこちで行い始めたのである。最初は岡山や四国の松山など渡り歩いていたが、5年前に私がお世話したヴァイオリニストの誕生パーティをムシカという喫茶店のホールで行った際に、この夫婦にも出演してもらった。

その時にムシカの雰囲気が気に入って、その翌年ムシカで八朔コンサートをしたいと申し出があって私がお世話をすることになった。それ以来毎年ムシカで開催するようになって今年が4回目となった。そのコンサートは1週間前に終わったばっかりである。毎年楽しみに来場してくれるファンが多い。

この夫婦が作る八朔を使って毎年マーマレードを作る奥様がいる。4年前にこの八朔を注文してくれた友人の奥様だが、その時に私達夫婦にも分けてくれた。「ほんのりと苦味もあって実に美味しいよ」と言われたが、その味に私達夫婦も感動した。すぐさまレシピをもらって妻も八朔マーマレード作りに挑戦した。

最初はうまくいかなかったようだが、試行錯誤の結果実に色も綺麗なマーマレードが完成した。トーストで焼きたての食パンにつけて食べるのは最高だ。カナッペもいい。

あれから4年経った今は八朔が届く3月は毎日我が家は八朔マーマレード工場となる。朝から夕方までかかって作る。そして親しい方に分けてあげる。教えてくれた奥様はこの夫婦が作る無農薬の八朔でしかマーマレードを作らないそうだ。そしてこ八朔の味やマーマレードの味が美味しいのは、多分夫婦が毎日奏でる音楽のお陰であろうと思っている。







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2010年01月08日

DVD作成の効果5

長崎で撮り溜めたビデオ映像を編集する作業に入った。DVテープに何本も録画撮りしていたので、好みのシーンをまず探し出さないといけないのだ。この作業はかなり時間がかかった。

数週間経過した後、やっと絞込みを終えてパソコンで編集に入った。タイトルを入れコメントを入れたり歌の歌詞を入れた。パソコンでの作業を全て終えて、いよいよDVDにコピーして仕上げた。いつでも皆に見せることが出来る。

長崎県人会のハイキング同好会の仲間にまずこれを見せたいと思ってたので、映写会の案内状を送った。皆の故郷・長崎の「おくんち」の映像なら是非見たいと思うはずの方ばっかりだから、きっと喜んで出席してくれるだろうと思った。

予想どおり殆どの者が見たいと申込みをしてきた。会場は200インチのスクリーンと112名が座れる観客席がある立派なスタジオだ。その日が来た。全員をそのスタジオに案内した。

「わああ、素晴らしい会場だあ、広いねー、長崎のおくんちのビデオを見れるんだ、楽しみだ」と嬉しそうだ。

いよいよ上映開始。照明を消したら、皆さん急に静かになった。調整室で私がDVDスタートボタンを押した。イントロのタイトルのバックに静かな音楽が流れる。食い入るようにスクリーンを見つめるみんな。
「長崎万歳」の踊りと歌が始まった。

   あーああー この街に生まれてよかった
   あーああー この街に暮らして ほんとに良かった

   春はハタあげ 夏にはペーロン
   秋はくんちに 心が踊る
   
   ばんざい ばんざい ばんざい
   みんなでばんざい
   ばんざい ばんざい ばんざい
   長崎 ばんざい

終わった。満足した顔、顔、顔。「よかったなぁ」と声が出た。予想してたとおりだ。

打上をある店で行った。その席で私がある提案をした。

「皆さん、今日見た長崎くんちの踊りで長崎万歳というのがあったでしょ、あの踊りを今度の総会の余興としてみんなで披露しませんか。
その為の練習を何回かしたいと思いますが、如何かな」
全員「サンセーイ!やりたい、是非やりたい」と大声をあげて賛成した。仕掛けは大成功だった。
posted by ajisai at 07:40| 広島 ☀| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月06日

DVD作成の効果4

その翌日私達夫婦は夕食を終えると八坂神社に行った。本日の練習の出し物は万才町だと入口の案内板に書いてあった。どんな演技を見せてくれるんだろうと期待に胸を膨らませた。

諏訪神社と同じように観覧席は長い坂だ。全体が良く見える長い階段の上の方の席に座った。前の方には町内の関係者らしき人たちが陣取っていた。午後7時半に踊りを披露する子供たちや大人が入場してきた。

調べによると万才町の出し物は本踊りとなっている。昨日見たような大きい山車がなくて人の踊りのみである。三味線とシンセサイザーを使い現代風にアレンジした踊りが特徴らしい。

まずは大人の着物の女性が正面の踊り場に出てきた。まだ練習なので着ている服は浴衣のような感じの着物を着ていた。三味線の伴奏で踊り始めた。いかにも日本の踊りだなと思って見ていたら、途中から突然シンセサイザーが大きく鳴り始め、踊りも現代風に変わった。しかもロボットの動きみたいだ。その動きが面白い。

最後に出てきたのは小学生とまだ3歳前後の幼い女の子たちだった。軽快なテンポの音楽が鳴り始めた。子供たちが一列になって大きく前後に手を振りながら前進する。ちょっと変だぞと思ったら右手と右足を同時に前に出して前進しているのだ。勿論右手の後は左手と左足だ。

そして歌が同時に流れるが、その歌詞が面白い。

   でんでらりゅうば でてくるばってん
   でんでらりゅうば でーてこんけん
   こんこられんけん こられられんけん
    こーんこん

という歌詞だ。小さい頃聞いたような気がする歌だ。わらべ歌のひとつともいう。長崎を中心に九州地方で流行し始め、それぞれの方言にアレンジされて歌い継がれ全国に広まったらしい。

子供たちの「でんでらりゅう」が終わった。次はいよいよ「長崎万歳」だ。大人と子供たち全員が登場。その後にマイクが4本用意された。マイクの前には男性が立っている。今年から初めて生で歌うとのこと。そのための男性コーラス隊だ。

前奏が始まった。タータッタ、タッタタ、タータタッタ、タッタタというリズムカルな調子の出だしだ。踊り子たちは横一列になって手を繋ぎあっていて、その手を大きく前後に振りながら前進する。

男性コーラスが歌い始めた。その歌詞だ。

   あーああー この街に生まれてよかった
   あーああー この街に暮らして ほんとに良かった

   春はハタあげ 夏にはペーロン
   秋はくんちに 心が踊る
   
   ばんざい ばんざい ばんざい
   みんなでばんざい
   ばんざい ばんざい ばんざい
   長崎 ばんざい

16年前に万才町が初めて長崎くんちの奉納踊りとして披露した出し物だったが、観客が総立ちして声援を送ったという。人気の出し物だ。確かに長崎生まれのもので今は他県に住んでいる長崎人にもじーんとくる歌詞だ。ふるさとっていいなあと素直に思わせてくれる。これはDVDに編集て、是非広島の長崎県人会のみんなに見せたいとこの瞬間思った。
   



posted by ajisai at 09:04| 広島 🌁| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月08日

DVD作成の効果3

練習が始まった。大人も子供たちも真剣な顔をしている。本番と全く同じ演技を開始。まずは、本殿に向かい全員が列を作りおじぎをする。同級生のN自治会長がそれを受けてお辞儀を返す。

飾り船頭役の2歳の男の子が、中央に立っているN自治会長の前によちよちと歩いて来た。そしてきちんとお辞儀をした。その姿がたまらなく可愛らしい。挨拶を済ますと両手を左右に振って愛嬌を振りまいた。

後に整列していた男の子たちが退くとリーダーが指揮棒を振って川船を広場に向かわせる。男衆の掛け声が勇ましい。川船に乗っている小学生、中学生の男女が鐘を叩き掛け声をあげる。息が合った演技だ。

ひとしり鐘の音が続くと、今度は川船を回し始めた。傍に立っている子供たちがそれに合わせて掛け声をかける。観衆が盛り上がる場面だ。これらの様子を私はしっかりとビデオで撮影した。

長坂に座って見物しているおくんちファンの数が、更に増えて50人くらいに膨れてた。演技の節目に拍手と歓声を上げる。練習でもこの興奮だから、本番は凄い声援が送られることであろう。

午後7時半に始まった練習は、9時まで続いた。かなり蒸し暑い夜ではあったが、そんな暑さも忘れさせてくれる演技であった。一緒に見物した妻が「ねえ、明日は八坂神社で別の出し物があるよ、行こ」と声を弾ませた。勿論OKと返事をした。
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2009年06月02日

DVD作成の効果2

平成19年の8月。暑い夏だった。妻と買い物などに出かけた後、必ず立ち寄ったのがあるレストラン。そこのミルクセーキがお目当てだ。ミルクセーキは長崎の老舗のGというレストランが昔から有名だが、このF店のミルクセーキは負けないくらい美味しいのだ。

そんなある日。

妻「ねえ、インターネットで長崎くんちを検索してたら練習を毎日何箇所かでやってるらしいわよ。見に行こ。」

早速夕食を済ませてから、チェックした場所の諏訪神社に出かけた。午後7時半から開始と出てたが7時過ぎに到着。既に何人か踊町(本番に出演する町)のひとつ・麹屋町の世話役の方が準備にかかっていた。長坂と云ういわば観客席にも20名くらいの見物人が待機していた。

出し物は「川船」だった。ネットで検索したら次のように紹介してあった。

長崎の川船の中でも最大級。加えて、今年は車輪を従来のステンレスから鉄に新調した。これにより重量感を増し、すさまじい地響きは見る者の心を震わせる。船回しは基本に忠実。反対回しはしない。五回回しは豊富な練習量のたまもの。根曳衆は早くも昨年十一月にトレーニングを開始。エアロビクスやジョギングで体を鍛え上げている。

 町のそばを流れる中島川のコイにちなみ、船の屋根には色あでやかな真鯉(まごい)と緋鯉(ひごい)。隅から吹き上がる霧状の水しぶきに包まれる。陽光に映えて虹がかかり、幻想的な雰囲気を演出する。

ここの町・麹屋町の自治会会長は私の小学校の頃からの同級生だ。揃いのTシャツをみんなが着ている。やがて川船が根曳き衆に曳かれて入って来た。男の掛け声が威勢がいい。また起立して囃し言葉をかける小学生の元気な姿にも見入ってしまう。
posted by ajisai at 07:29| 広島 | Comment(9) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月31日

DVD作成の効果

2年前の夏。故郷長崎に長期滞在した時に秋の祭礼「長崎くんち」の練習を毎晩のように見物に行ったが、その際に必ずビデオカメラを持参していた。夕方の7時半から神社の境内で奉納踊りの練習が始まるが、昼間の気温がまだ下がらず熱く湿度も高い日が多かった。蚊に刺されながらの撮影だったが、全ての奉納踊りを撮影できた。

長崎市のこの伝統の「くんち」(長崎人はおくんちという)は寛永11年(1634年)に始まったとされるが、もう375年もずっと続いていることになる。私も小学校の頃町内が出演した時に衣装を着て出たことがある。長崎人なら一度はなんらかの関わりがあったはずである。毎年10月の7日8日9日と三日間行われるのだ。

その本番を前にして練習が7月から8月に始まることを2年前に帰省した時に初めて知ったのだった。妻が行ってみようよというので出かけてみたが、これが実に面白いのだ。本番ではないから衣装も化粧もしていない。それでもその練習ぶりは見ごたえがあった。これから少し長崎くんちについて語ってみたい。
posted by ajisai at 06:27| 広島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月20日

イタリアの旅 最終回

バスに乗りローマの市内をくねくねと走った。町のあちこちに遺跡が見える。現代と古代が同居している不思議な光景だ。独特な町である。

イタリア人ガイド「さあ、コロッセオに到着です。沢山の観光客に混じってプロのスリ集団がいます。財布、パスポートなど貴重品にはくれぐれもご注意ください。特にパスポートは大切です。盗まれると帰国が出来ません。しっかり身に着けといてください」

バスを降りると、大きいコロッセオが見えた。これも今までに写真などで何回も見たことのある建物だ。だから初めて見るって気がしない。何故か懐かしいって思いがする。コロッセオの傍に凱旋門が建っている。パリのエトワール凱旋門と全く同じように見えるが、それはここローマの凱旋門をまねてナポレオンがパリのシャンゼリゼ通りに作らせたらしい。しかしナポレオンはその完成前に亡くなってしまい、棺の状態で凱旋門をくぐったそうだ。てなことをガイドが話してくれた。

コロッセオは、ヴェスパシアヌス帝が紀元72年に着工した円形競技場だ。80年彼の息子ティトス帝により完成された。2階からは、地下から4階までコロッセオ全体を見渡すことができる。5万人収容の競技場は、1階が大理石張り(ほとんど残っていないが)の貴賓席、2階が庶民の木製席でした。3階は立ち見席。 剣闘士や猛獣、囚人を収容していた地下は、現在床がなくなっているので上から一望できる。楕円形のコロッセオは長辺187m、短辺155m。外周壁の高さは約50m。

しっかりコロッセオを堪能してバスに乗った。予定では「ローマの休日」で有名になったスペイン広場に行くことになっていたが、時間が押して中止となった。私は楽しみにしていたので残念でならない。このままホテルへ戻ることとなった。そこで突然の雷雨。みるみる道路が川になったが、バスは渋滞の中を何とか走りホテルに到着。

夕食はフリーだったので二人で近くのレストランで済ませた。そこに隣接してたスーパーに入りいろんな形をしたパスタを買った。買い物を終えて外のベンチに腰掛けてジェラートを食べながら今回の長い旅を振り返った。いろんなことがあったが楽しい旅だった。ふと空を見上げると雨も完全にあがり青空が広がっていた。ローマはやはり青空が似合う。

翌日ローマの空港から予定通り飛行機が日本へ向けて飛び立った。アリベデルチ、ローマ!


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2008年08月12日

イタリアの旅 28

寺院の入口から真っ白いガウンを着た男性のグループが入ってきた。信者なのかそれとも牧師だろうか、かなり高齢者だ。女性の澄んだ歌声が寺院内に響きわたっている。荘厳な感じだ。静かにゆっくりと行進している。どこからかスモークが出てきて幻想的な感じになってきた。何かの儀式かいつも行われる祈りの儀式なんだろうなと思いながら大勢の観光客と一緒に眺めていた。

そういえば添乗員がサン・ピエトロ寺院の前に到着した時に次のように言った。

添乗員「みなさん、ラッキーですねぇ。あの寺院の上にポールがありますが、国旗がかけてありませんでしょ。それはローマ法王が今日はどこかに出かけてて居ないということを表しているんです。そういう場合は誰でも寺院の中に入れるんですよ」と。

従って偶然とはいえサン・ピエトロ寺院に入れたのも嬉しかったし、荘厳な儀式まで見られるなんてと感謝の気持ちでいっぱいだ。

数分間続いたこのパフォーマンスも終わった。通路の反対側にも行ってみたが、どこを見ても素晴らしい。今回イタリアのあちこちを見物してきたが、さすが世界遺産だらけの国だと感動するところが多い。よく保存されているなあと感心もする。古いものに価値を認めるイタリア人の国民性とアルベロベッロの陽子ガイドが言った言葉を思い出してた。

次に訪れたのが、有名な「トレビの泉」だ。映画「ローマの休日」にも使われたので何度も目にした光景が今目の前にあることが信じられなかった。思ったより狭い広場だ。そこに溢れんばかりの観光客がいた。イタリア人ガイドの女性が「皆さん、この泉に後ろ向きになってコインを投げ入れてください。1枚投げるとまたローマに来られます。2枚投げると結婚できます。3枚投げると離婚できます」と言って笑わせた。

私たちもまたローマに来られます様にとコインを1枚投げ入れた。石段に腰掛けてしばしトレビの泉を眺めていた。

ガイドが「あそこはジェラートで有名な店です。美味しいですよ」と言った。そういう言葉にすぐ反応する私たち一行はすぐさまその店へ飛び込んだ。行列が出来ていた。「ピッコロ、ピッコロ」と叫んで注文。確かに美味しい。

昼食はペンネアラビアータという食事だった。鉛筆の形をしたパスタで、メインは肉が出た。そろそろ日本食が恋しくなってきた。今回いろんな料理を食べたが、日本食のような繊細な味はない。やはり日本食は素晴らしいと思う。

添乗員「食事が済んだら、コロッセオに行きまーす!」
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2008年08月10日

イタリアの旅 27

いよいよイタリアの旅も最終日となった。今日のローマ市内の観光を終えたら明日は日本へ帰国だ。過ぎてしまうとあっという間だったような気がする。

私たちが泊まったホテルはローマ郊外にある。そのホテルをバスでローマ市内の見物のため出発したのだが、途中から大渋滞となった。ちっとも前に進めない。おまけににわか雨も振り出した。普段なら30分もかからないで到着するらしいが、1時間もかかってしまった。しかし、今回の添乗員はそんなことも想定済みで早朝に出発したのだ。事実最初の観光のスポットであるバチカン市国に着いたが、まだ観光客がまばらだった。

ここにあるサン・ピエトロ大聖堂の前の広場に立ったが、とてつもなく広いのに圧倒された。素晴らしい!

バチカンはローマ教皇庁によって統治されるカトリック教会と東方典礼カトリック教会の中心地、いわば「総本山」である。世界中からカトリック信者がやってくるし、世界中から観光客が訪れるのでいつも賑わっているそうだ。

旅に出る前にネットで検索したら次のように紹介されていた。
サン・ピエトロ大聖堂は世界最大級の教会堂建築である。創建は4世紀。現在の聖堂は2代目にあたり、1626年に完成したものである。高さ約120m、最大幅約156m、長さ211.5m、総面積は49,737m²。教会堂の前部には長径200m、短径165mの広場(サン・ピエトロ広場)が存在する。北側にはバチカン宮殿、南に教皇謁見所と宝物館が隣接する。ルネサンス時代、バロック時代を通じ、ローマ教皇にふさわしい巨大教会堂として再建され、当時の第一級の芸術家たちがその造営に携わった。その巨大さ、荘厳さ、内部装飾の豪華さを含め、聖堂の中の聖堂と呼ぶにふさわしい威容を誇っている。

そのサン・ピエトロ広場に立ったのだ。ここに信者が何万人と集まった映像を見たことがある。その場所に今自分が立っているのだ。巨大な広場だ。教会の上にはフィレンツェでも見た丸い屋根の形をしたドームが見えるのが特徴的だ。さすがカトリックの総本山だなと思った。サン・ピエトロ広場には4列のドリス式円柱と140体の聖人像で飾られたコロネードがあるが、1667年に完成したらしい。

サン・ピエトロ待つこと10分か15分だったと思うが、中に入った。天井が高い高い。思わず見上げた。モザイクの床も素晴らしい。右手の方へ進んだ。柱にある像があった。イタリア人ガイドから入る前に説明があったミケランジェロの彫刻だ。これも何度か写真では見たことがある。ピエタというらしい。

ピエタとは聖母子像の一種であり、磔刑に処されたのちに十字架から降ろされたイエス・キリストと、その亡骸を腕に抱く聖母マリアをモチーフとする宗教画や彫刻などのことである。

感動の連続だ。上を見上げたり床を見たり柱を見つめたり彫刻、絵画など沢山あるので忙しい。中央部分に来たときに音楽が聞こえ始めた。すると係員が通路の中央部分をあけて観光客を両側に立つように指示した。何が始まるのだろうと私も列に並んだ。
posted by ajisai at 07:09| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月04日

イタリアの旅 26

ナポリとカプリ島観光を終えローマヘひたすら走るバスの車中、今回の運転手について添乗員が語り始めた。

添乗員「みなさん、私は運転手のジョニーといろいろと口論しました。そのことで皆様方にも不愉快な思いをさせてしまいました。でも、ジョニーはほんとはいい人なんです。家には奥さんと可愛い娘がいます。週末はこの娘と遊ぶのが楽しみだといいます。そのジョニーがこれまで何度も外人観光客を乗せてきたが初めて優しい旅行客に出会えたと昨日私に言ってくれました。ジョニーがいじめれて可哀相だとお客様から優しく声をかけられたり、インスタントカップ麺のどん兵衛をもらったことが涙が出るほど嬉しかったと語ってくれました。彼は本当は最後まで運転するつもりはなかったようですが、とうとう最後の最後まで私たちのために運転をしてくれました」

全員がこの添乗員の言葉を聞いてジーンときたようだ。一斉に拍手が沸き起こった。「ジョニー、ありがとう、ありがとう、グラーチェ!」と。

ホテルにチェックインしてから食事会場に行くにはあまりにも時間が遅くなったので、このままレストランに向かった。どうやら郊外のレストランで添乗員も運転手も初めて行くところのようで、道に迷ったようだ。ぐるぐる回りながらやっと到着。大きいレストランだった。他の客がいないところを見ると観光客専門のレストランのようだ。食事内容はサルティンボッカという仔牛と生ハムのソテーだったが、船酔いの私は美味しいと感じられなかった。明日のローマ観光に期待しよう。


posted by ajisai at 08:12| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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