2007年12月05日

急性肝炎 4

8人の中で一番長い間入院していると思われる男性が私に次のように言った。

長期入院男「紫陽花さん、先生にどれくらい入院するって言われたかね。え、3ヶ月って言われたの。それじゃあ、倍の6ヶ月はかかるよ。ここに入院している患者は殆どそうだよ」

大変だ、そんなに長いこと入院するの、本当なのと少々不安になってきた。確かに先生からは「あなたの肝機能は正常値の百倍くらい悪いんですから絶対安静が必要です」と言われたのだ。だから長期入院男の言うのも納得できた。

不安いっぱいな気持ちのまま最初の日の夕方を迎えた。午後5時半に食事が配られた。あっさりとした味の薄い食事だったが、腹が減っていたので全部食べた。しばらくしたら看護婦が来て「明日の朝6時に採血します。そして朝食の後10時に点滴をします。これは1時間半かかります。毎日この作業を行うので大変ですが、我慢してくださいね。それとトイレはこの病室のすぐ隣りにあります。お風呂は当分の間入れません。ご自分でタオルで拭いてください」

辛い闘病生活のスタートだった。大学の勉強のことが気になったので密かに教科書や参考書をバッグの中に入れて持ち込んでいた。3年生へ進級する大事な試験が翌年の2月にあるので、それに備えるためだ。消灯は午後9時。真っ暗になったので寝るしかない。いろんなことを考えているうちに寝入ってしまった。
posted by ajisai at 17:50| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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